新聞営業ハンドブック

新聞営業ハンドブック2020を公開します!

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学生さんにお願い

新聞は役立つとわかっていても‥長続きしない

 新聞が就活や社会に出てからの話題づくり、実務文章作成などに役立つと書きました。しかし、多くの学生さんが新聞を読んでみようとチャレンジするのですが、長続きしないで挫折します。それはどうしてでしょう?

 新聞には数えきれないほどの記事が掲載されています。それを隅から隅まで読もうとすると、おそらく丸一日時間があっても読み切れないでしょう。私が地元の大学をエリアとする営業所に勤務していた時に学生さんに伝えていた新聞の読み方をお教えします。

1日5分時間をください

 隅から隅まで読む‥という考えは捨ててください。まず、授業の空き時間に学校の図書館に行って新聞を手にしてください。

 1面から最終面までサ~と目を通すのです。その際のコツは、①見出しだけを見る ②1面を見る時間は30秒程度 ③気になった見出しがあったらリードを読む(本文は読まない) ④リードを読んでさらに興味が沸いたら本文を読む という読み方です。

 新聞購読が長続きしないのは、就活や文章の要約力アップを意識しすぎて政治・経済・国際面をすべて読みつくそうとするからなのです。

 そんなことをしたら新聞を読むのが辛く嫌いになってしまいます。とにかく無理をしないで「興味ある記事を読む」ということを徹底してください。

 これなら5分あれば十分です。最初は5分から初めて徐々に伸ばしていくのです。

記事は考えつくされて書かれている

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 記事は、上記のように逆三角形の構成で書かれています。この逆三角形は、その記事の中身を読者に伝えたいという記者の思いの大きさを面積で表しています。見出しの面積が一番大きいということは、見出しだけでこの記事には何が書かれているのかを簡潔に伝えているのです。そして、リード⇒本文という順で伝えたい事を詳しく説明しています。

 したがって、見出しの次にあるリードは、見出しよりちょっとだけ詳しく説明しています。時間がない場合は、ここまででも話題作りはできるでしょう。     

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 リードとは、上の記事の場合「赤線」部分です。短い記事の場合、リードがありません。そんなときは、本文の最初の段落がリードの役割をしています。参考にしてください。

 実はビジネス文章も逆三角形の構成で書かれています。「タイトル(結論)」⇒「結論を要約した文」⇒「細かく説明」となっています。

 

 見出し⇒リードと読んでさらに興味があったら本文を読みましょう。このように気楽な気持ちで読むことで新聞購読が自然に身に付きます。

 

 就活応援しています。がんばれ!!!