地方紙と選挙
私が新聞の営業をしていたころ
『地方紙は選挙に強い』ということを頻繁に言われました
つまり、選挙関連情報が沢山掲載されるということを読者の皆様にお伝えする
新聞を読んでいないお客様と他紙を読んでいるお客様にお伝えして営業をする
という営業戦略指示を受けるのです
本当?
ここで天邪鬼(あまのじゃく)な性格の私は当然疑問をいだきました
そして調べました
2010年ですからもう10年が経ってしまいましたが、当時の参議院選挙で調べました
調査したレポートの一部抜粋が上の写真です
なるほど
結果は「選挙に強い!その通り」です
ただし、◎地方におけるその地方の選挙情報は地方紙が強い
◎全国を網羅した選挙情報は全国紙が優位
というものでした 簡単にまとめると
選挙情報も必要とする方が地方の情報を必要としているか、そうではなく日本全体の情報を必要としているかによって選ぶ新聞も異なるということです
営業をする方は、このことを理解してセールスを行えば効率的な営業が可能です
たとえば、仕事の関係で全国の選挙情報を必要としているお客様に地方紙をお勧めしても成果ににつながる確率は高くないということです
お客様にお勧めするポイント
地方の選挙情報が必要あるいは興味があるお客様にはセールスマンとしては、地方紙をお勧めしたいものです
上記の表を頭に入れたうえでポイントは
・立候補者の経歴
・選挙の争点となる事柄についての考え方
・選挙活動における候補者の動向
・支援者の声
・優劣についての情勢
・選挙結果の詳細・分析
以上について地方紙が全国紙に対してきめ細かい記事が掲載されるということです
私自身も討論会や立ち合い演説会、遊説に耳を傾けるなど時間を割いて出かけるのは難しいことでした
新聞からこのような情報が収集することができたので、とても助かりました
特に知事や市長、都道府県議会、市町村議会選挙などは地方紙から多くの情報が得られます
新聞をお読みではない皆さんに選挙時期には是非、購読をお勧めします