まだまだ元気です
80歳代半ばの私の母は、朝起きてから寝るまでの自分の行動をメモし、それをノートに清書して日記にしています。高齢の母がなぜそのような面倒なことをするのかはわかりませんが、少なくても認知症防止には役立っていると感じています。ある日の母の一日の行動を紹介します。朝食後にメニューをメモして総菜のパッケージを切り抜いてノートに貼れるようにカットして保管します。朝食後テレビのワイドショーで情報収集。その後、朝刊を開きます。前日に見たテレビのニュースや朝のワイドショーの情報を朝刊でチェックしていきます。この時、今日の運勢はかかさずチェックします。折り込みチラシは、食事メニューに使えそうなカラー写真をカットして保管。この細かい作業も頭の訓練になっているのかもしれません。
ワイドショーで感心した情報は、すかさずにメモしています。わからない言葉が出てくるとメモしておいて、あとで私に質問!(私はネットで検索⇒母に画面を見せます)昼食も朝食同様にメニューをメモ。夕刊情報誌が配達されるとサッと流し見をして、お気に入りコーナーをじっくり読んで切り抜いてスクラップ。夕食メニューも当然メモ。
ここからが母にとって大変な作業が始まります。一日書き溜めたメモと切り抜きをノート(日記)にまとめるのです。基本、一食を1ページにまとめます。したがって一日3食なので3ページ作成します。メニューや文章と切り抜きのレイアウトが難しいようです。食品パッケージの切り抜きの大きさが大小バラバラなので、1ページに収めるのが難しいとのことです。就寝時間が翌日になることもあります。このこともあって母は、一般のお年寄りと違って、就寝時間は遅く、朝は8時過ぎまで寝ています。
さて、母の一日を紹介しました。この中に『紙の新聞ならではの良いところ』のヒントがあるように思います。それは、次回以降にお話しいたします。